漫画レビュー

#書評　八木ナガハル「地中式太陽光発電所」#ハードSF #風刺 第14回 #いっせい配信 #創作同人電子書籍

地下で太陽光発電している青空市場……？　奇妙な未来社会と基底現実への風刺　　惑星スカラブラエに潜伏している涼子一行のプシケとニュートが、地下にある青空市場に買い出しにきます。　地下にある青空市場……矛盾しているようですがここは地下の広大な空間の天井に電気の光があって青空のように明るいのです。　そしてそこには太陽光発電パネルがあって発電している　……って電気の光で発電しているって意味がわからないのですが……...

【ハイキュー45巻感想】堂々完結！BJ対ADついに決着！最後までスピード感が素晴らしい漫画だった

この記事では大人気バレーボール漫画『ハイキュー45巻（古舘春一/集英社）』のネタバレ注意な見どころと、シリーズを最後まで読んだ感想を書いています。最後まで熱量とスピード感がハンパない素晴らしい漫画でした。

#書評 八木ナガハル「第２の入り口」#ハードSF #

　前作「惑星スカラブラエ」でスカラブラエに侵入したもののドラコー血法団なる傭兵団に殺されかけた黒涼子とリカオン、衛星軌道兵器でドラコー血法団の一隊を壊滅させ街に逃げ込みます。　街に潜伏すれば見つかるはずはない……と黒涼子とリカオンは優雅にレストランで食事していたら、ドラコー血法団に偶然見つかってしまう……　数十万人が暮らす街がいくつもあってそのどこかに潜伏している二人を、７００人（ドローン含む）しかい...

#書評 山名沢湖「月とレモネエド」#メランコリーポップ　#　#創作同人電子書籍

　月の毒を飲んで少女のままに美しく死のう……少女時代を美しいまま閉じ込めたガラス細工のような作品。２編の短編を収録、モノクロまんが１８頁。　「月とレモネエド」　月の光にさらした水は毒薬になる……はかない少女を自称する少女は月の毒を飲んで少女のままに美しく死のうと考えます。　しかし少女が月の光にさらした水はレモネエドになった……　思わずして二人分レモネエドができてしまったので少女は、あこがれの少年を誘って...

#書評 秋元なおと「自分の表現をしないと死んでしまうマグロのようななにかだ、たぶん。」#エッセイ #カラー #創作同人電子書籍

　作者さまの同人活動の思い出を描いた作品。　まんがやアニメが好きで絵を描いたりはしていたけれども、投稿作品として出版社に投稿するにはたいてい最低１６頁以上必要、話は考えたことがないので投稿はしていない……　しかし、都会に出てきて作者さまは初めて同人誌というものを見ます。出版社が出版したものではない、個人作家が自分で出版して本を作ることができる……そして自分で作った本を持ち寄って取引する同人誌即売会とい...

アオアシという漫画が面白すぎるのでこの情熱を誰かに伝えたい

皆さんはどんな漫画がお好きでしょうか。 私は今、超絶ハマっている漫画がありまして。 その漫画は何かというと、アオアシというサッカー漫画です。 あまりにハマってしまい、毎週月曜日の最新話が待ちきれない・・・ という状態になってしまっているくらいなので、この面白さ・情熱を誰かに伝えずにはいられません。 本当に本当に面白いんです。 ということで一部ネタバレにはなってしまいますが記事にしてみました。 ちなみに私がこのアオアシという漫画を知ったのは割と最近で、漫画アプリの広告にまんまと誘われて知りました。 漫画アプリなので無料で読めるのは一部でしたが、しかしもう、読んだら最後You can't stop…

創作同人電子書籍【選】 2020年10月期ベスト

　2020年10月は創作同人電子書籍を31冊ご紹介致しましたわけですがその中からピックアップした5冊をご紹介致します。　あ、あとなんとか賞みたいに名付けてますけど申し訳ないんですが雰囲気を出すための飾りであり、私が銀紙で作ったメダルみたいなものでとくになんの権威もないですしどれが上位とかありません。月間ベスト集→http://kurobokuya.blog.fc2.com/blog-entry-704.html【月間ベスト和風ファンタジー賞】勇魚聡「異国屋...

スタンドUPスタート・1巻（福田秀）【新刊コミックレビュー】

漫画の新刊を探している方にご案内するコーナー。今回は10/16発売「スタンドUPスタート」1巻（福田秀）です。

#書評 味噌坊主「モンスターじてんを作る人」#ファンタジー #剣と魔法 #風刺 #創作同人電子書籍

　架空世界が架空なりに秩序だっているのところを見る快感。　おおがえるというモンスターに家畜が荒らされた村に、王国からモンスター学者リエッタ♂が来ます。モンスター退治に来てくれたのか……と思いきや研究に来ただけで駆除してくれるわけではない……　リエッタによると、モンスターの中には、死骸が高く売れたりするモンスターもいて、そういうモンスターは冒険者達がすぐ退治してくれるのですが、おおがえるというモンスター...

【太陽と月の鋼】金属に嫌われている武士が妖艶な美女と夫婦関係になる漫画

この記事では累の作者が描く武士と謎の美女が夫婦になる漫画『太陽と月の鋼（松浦だるま/小学館）』を実際に読んだ感想は？面白いのか？評価が気になるという人に向けて、多少のネタバレを含みながら内容を紹介しています。

森薫著『乙嫁語り』目当てのハルタ・Vol７８－２０２０年０９月号及び１０月号です。

２０２０年０８月発売『森薫著〈乙嫁語り〉目当ての「ハルタ・Vol.７７」』「分岐点」〈Ａｍａｚｏｎリンク済み〉何だかその見かけによらず、意外に不撓不屈（ふとうふくつ）とある意味鋼（はがね）のメンタルを持ち合わせる。タラスさんとスミス氏カップルですが、いよいよアミルさんとカルルク君達の住むところまで、あと一歩というところでついに個人としての学術旅行としては、最難関にぶつかったようです。言わばユーモアや知...

#書評 勇魚聡「白先生とふしぎの姫 烏と菊　アーカイヴ」#和風ファンタジー　#伝奇 #人外娘 #創作同人電子書籍

　人を拒む草に覆われた屋敷で白先生は謎の少女を発見……そしてなぜか首だけの姿に！？　架空の和風ファンタジー世界。　医者の白先生は、ある貴族からある屋敷に珍しい花があるというのでそれを取ってきて欲しい、と依頼を受けます。　白先生が現地に行ってみるとそこは鬱蒼と植物の茂った地元では有名な化物屋敷であり、迷い込んだ人がたまに出てこないことがあるとのこと。　白先生はその敷地内に踏み込み、家の中まで植物だらけ...